狩鷹 II

〜遣わされし獣たち展〜

2023年7月22日~24日


 昨年 2022年開催の祇園祭で、196年振りに復活した山鉾『鷹山』巡行を記念し、鷹をテーマに開催した画展「狩鷹」。その2回目が、2023年7月22日~24日まで 京都 ちおん舎 にて開催します。


鷹絵の新作、大口真神(日本狼)の迫力ある墨絵他、鷹山の懸装品に描かれている瑞獣をモチーフとした作品を展示。4年に渡り制作した迫力ある墨絵を一同に見渡す集大成的な内容となります。

また、本展では7月22日と23日に日本ファルコナーズクラブ 鷹匠 金子和幸氏による特別講座「鷹と生きる時代」も開催。さらに、NHK BSP / BS4K にて、2023年6月30日 放送したドキュメンタリー「鷹(たか)を継ぐもの」で紹介された、日本最後の熊鷹を使う孤高の鷹匠 ・松原英俊氏の写真展示「雪原を征く 孤高の鷹匠・松原英俊」も同時開催致します。入場・受講料共に無料です。

  • 開催日
    2023年7月22日~24日
  • 時間
    11:00~18:00
    ※最終日24日は17:00終了
  • 会場
    京都 ちおん舎
  • 住所
    〒604-8202 京都市中京区衣棚三条上る突抜町126
  • 入場:無料
    (7月22日/23日 開催 特別講座 受講料も無料)
  • 同時開催
    写真展示「雪原を征く 孤高の鷹匠・松原英俊」
  • 7月22日・23日 13時~ 開催
    特別講座 日本ファルコナーズクラブ 鷹匠 金子和幸よる「鷹と生きる時代」

2022年7月22日~24日開催・狩鷹 ~ 鷹で繋がる縁展 ~ の様子は、展示会ログよりご確認頂けます。



2023年6月30日 21:00~23:00 NHK BSプレミアム / BS4K にて、ドキュメンタリー「鷹(たか)を継ぐもの」が放送されました。

番組概要より:孤高の鷹匠、松原英俊。月山を望む山形の里で“森の王者“と呼ばれるクマタカと狩りに出る生活を50年近く送ってきた。だが数年前、脳卒中を患い、左目も失明。さらにクマタカが老衰、数百年続くタカ狩りの伝統は消滅の危機に。そこに、都会から弟子入りを志願する女子高校生がやって来た。松原は別種のタカで、狩りの極意を伝えようとするが…。厳冬の日々、タカ狩りに魂を燃やす姿を4Kの圧倒的映像美で描く。語り・手嶌葵

詳細 https://www.nhk.jp/p/ts/XM27PJN485/




【狩鷹II 遣わされし獣たち展 に寄せて】

2023年7月22日~24日まで京都・ちおん舎 にて開催した「狩鷹II」。祇園祭との関わりと共にまとめました。以下 姫川明輝 からのコメントです。

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京都祇園祭は、日本三大祭りの一つで1000年以上の歴史があります。そもそもは863年に日本で流行した疫病の伝染を鎮めるために始まりました。

 私達は2021年に、ちおん舎での最初の画展「四天神狼」を開催。「四天神狼」のテーマはコロナ禍を鎮める願いを込めた大口真神(ニホンオオカミ)の祈願絵でしたので、必然のようなご縁を感じます。

 祇園にはたくさんの種類の山鉾(山車)が出ますが、その一つ「鷹山」は鷹狩りをモチーフにした山鉾で、970年頃に誕生しました。鷹山は江戸時代に事故に見舞われ、1825年から「休み山」となりました。それが現代に生きる子孫の熱意で「鷹山保存会」が立ち上がり、10年の活動を経て2022年、196年ぶりに復活を果たしました。

 私達が展示会を行った「ちおん舎」のオーナー西村吉右衛門氏は「鷹山保存会」の副理事長で、2021年に初めて画展を開催した際に、私達は山鉾「鷹山」について知りました。そして復活の年である2022年に鷹をテーマにした展示会をやりましょう、という事になったのが『狩鷹』の縁起です。「狩鷹」は復活した「鷹山」をお祝いするイベントとして始まりました。

 今年 2023年は、海外から多くの観光客がちおん舎での展覧会に足を運んでくれました。再び日本で海外からの方々にお会いできたことを嬉しく思うと共に、祇園祭の歴史や山鉾「鷹山」との関わりを、私たちの画展を通して感じていただけたなら幸いです。(姫川明輝)

 


Live Drawing

at Chionsha Kyoto